省エネデザインとは
当社では、SDG‘sの考えに沿った省エネデザインをさせていただいています。
そこでふと思ったんですが、昔ながらの日本家屋ってかなり省エネな建物で、さらに言うと昔の日本の生活スタイルも省エネだったな、とつくづく思いました。
日本家屋では良い意味で隙間があり、風通しもよいため、自然換気がしっかりとなされていました。
かやぶき屋根の家は、田んぼでできた藁を再利用することでリサイクルをしています。
またガスなどが普及していなかったころでは、窯を火の中にくべてご飯を炊いたりお風呂を沸かしたりする生活だったため、その場でエネルギー消費をすることでエネルギー効率が高い状況でした。
こたつも省エネだな、と思います。
小さな空間に暖気をまとめ、集中的に温かくすることで、無駄なエネルギーを消費しないスタイルになっています。
食生活も自給自足の頃は、近くでつくったものを自分たちで食べ、作れないものは他の農家さんと交換して食べていたことを考えると、ものを移動するエネルギーコストもほぼかからず、省エネだったなと思います。
日本に限らないかもしれませんが、昔の生活はエネルギーをあまり使わなくても生きていけるスタイルだったのでしょうね。
それに比べると現代はエネルギーを消費しないと経済が回らず、また生活が満足できないと感じるようになってしまいました。
過去の良いところを現代風に変化させながら生活をすることが、省エネとなるのは間違いないと思います。
ライフスタイルも省エネにすることが、省エネデザインの一つだと考えます。