私たちが考える高級住宅とは
私たち兜では、高級住宅をご提案しています。
高級と言われると、値段が高い、というイメージに直結するかと思いますが、言い換えると安価ではない、というイメージが正しいかと思います。
現代では、
30坪で1000万円で家を建てます
など安価なイメージを訴求し、提案している工務店、ハウスメーカーがありますが、私たちはそういったものではなく、手をかけた分は適正な価格をご提示し、ご満足いただける建物を提供していきたいという想いを持っています。
なぜそういった考え方になったのか?
それは価格にはそれなりの理由がそれぞれあるということがわかっていて、人が手を加えれば加えるほど価格が上がるはずなのに、低い金額で提示しているものがあるからです。
建築は工場で作ることができるものは多くなく、ほとんどが現場で人の手で作られていきます。
そうなると人件費が費用の多くを占めるのですが、安い建物はその人件費をカットして職人さんに安くしあげてもらうよう依頼することになります。
職人さんは個人事業主が多く、そういった人は安く受けるということは数をやらないと稼ぐことができません。
その結果安く受けた現場は、いかに早く仕上げるかがポイントとなります。
人は心理で動きますね。
安いところなんだから手を抜いてでも早く仕上げよう、と思うのは多くの人が考えることです。
もちろん仕事が早い人もいますし、遅い人もいます。
しかし、仕事が早い人は、安い仕事をなかなか受けません。
仕事ができる人は依頼が多く、選ぶことができるからです。
手を抜かれるとどうしても質が悪くなります。
建築は目に見えないところが多く、お客様の目には映らないところが逆に大切な部分であったりもします。
もちろん現場監督がいるわけですが、安く依頼するのに多くを求めると職人さんは以後その会社の仕事を受けてくれません。
そういった会社もわかっているため、ほどほどの指示しかできなくなります。
そうなると仕上がりはよくならないんです。
私たちは一生に一度といわれる高い買い物である大切な家を作るのに、そういったものを提供したくありません。
出来上がりの見た目がいいものでも、いいものを使用していないと10年後に不具合が出てきます。
私たちはそういったものもできるだけ避けたいと思っています。
10年後、20年後も兜に頼んだよかったと思ってもらえる仕事をしたいと思っています。
そのためには、良い材料、良い設計、良い施工を心掛けないといけません。
それが一つでも掛けると、将来の修繕費も増えてしまいます。
家を建てる時に皆さんが考えるのは、立地、大きさ、機能、建てる時のコスト、税金などではないでしょうか?
修繕費がどれくらいかかるのか、なんとなくプランを提示されるところもありますが、実際はその予算よりも高くなる傾向があります。
ましてや、その修繕費はトータルコストに算入されないのです。
私たちは、修繕費まで考えてプランを検討するため、どうしてもイニシャルストは高くなります。
しかしながら修繕費を少しでも抑えることができ、30年住んでいただいたときにトータルコストが抑えられるほうがいいと考えます。
高級住宅、というのはこういった意味で品質がよく、その分面積当たりのイニシャルコストが高い住宅だというものになります。
ご予算が3000万円であれば、もしかしたらご希望の面積で家を建てることができないかもしれません。
しかし、3000万円でご満足いただけるプランをご提案することはできます。
お客様が考えてみえる間取りではなく、そこから私たちがプロとしてより良いご提案をすることで、必ずご満足いただけるものができると思います。