2022/02/14
尺貫法
尺貫法(しゃっかんほう)をご存じでしょうか?
昔ながらの長さなどを測る単位で今もなお建築の現場で使われています。
1寸=3.03cm
1尺=30.3cm
1間=181.8cm
一般的な住宅の設計モジュール(基準寸法)は91cm=半間(3尺)です
建築材料も1間(182cm)×半間(91cm)の板材があります。
しかし、この尺貫法は何も建築の専門家だけのものではありません。
皆さんにも馴染み深い言葉として使われております。
1間(182cm)×半間(91cm)=1帖
1間(182cm)×1間(182cm)=2帖=1坪
ここまでくるとお分かりかと思いますが
部屋の大きさを6帖、8帖、10帖など帖数で表現しますね?
そうすると大体の大きさがイメージできるのではないでしょうか?
家の設計を依頼するときに「リビングは20帖」「寝室は8帖」などと使いますよね?
この日本人共通の大きさの尺度は尺貫法ならではで、日本独自のものです。
こうした先人の知恵が今も息づいていて、便利に利用できることは本当に有難いことです。