外観の考察
今日は外観について考えてみます。
「自分の敷地に建てるのだから、自分の好きな外観にしたい!」
と誰でも思うのが普通だと思います。
もちろん間違ってはいません。
しかし「調和」という観点からみたらどうでしょうか?
昔ですが、某漫画家の方が自宅を建設する際に外壁の色をド派手にしました。
すると、周りの住民の方々が「この地域の街並みにそぐわない」という事で、外壁の色を変更するように訴訟を起こしました。
判決は・・・漫画家さんの勝訴です。
裁判では勝ちましたが、出来上がった景観を見ると・・・
それぞれの立場やお気持ちがあるので、コメントは差し控えますが・・・
だからという訳ではありませんが、景観法(景観条例)がかなりの地域で制定されました。
城下町、歴史ある街並みを保護するため
これから発展するであろう景観を形成するため
景観法(景観条例)の規制中身は色の限定や屋根の形など様々です
(色の限定というのは色を形成する「明度」「彩度」「色相」のうち「彩度」を規制されることが多い)
住宅という用途の建物まで規制の対象になるケースは少ないですが“地区計画”という条例などで規制されるケースもありますので、好きなように家を造りたいと思う方は土地選びも大事ですね。